2008年12月13日土曜日

マンション査定: マンション売却に必要な諸費用とは

マンションを購入して一生そのマンションに住むつもりの方もいれば、いつかはマンションの売却をしようと考えながらマンションを購入する方もいます。

マンションを売却する際には、お友だちやお知り合いの方でマンションを探していらっしゃる方に譲るというようなケースがない限り、一般的には仲介業者(不動産屋)にマンションの売却を依頼し、マンション購入希望者を探すことになります。

不動産業者は流通機構に物件を登録したり、チラシやインターネットを通じて広告を出し、売却活動を行います。

そしてマンションの購入者がめでたく見つかると、売主・買主間で売買契約を結びます。

マンション等の不動産の売買契約の際に必要な費用としては、新築マンションと同様に、売買契約書に貼付する印紙代があります。

印紙代は売買代金によって以下のように決まっています。

500万円超1,000万円以下の場合は、 10,000円
1,000万円超5,000万円以下の場合は、15,000円
5,000万円超1億円以下の場合は、 45,000円

売買契約書は売主・買主1通ずつ作成する場合はそれぞれの売買契約書に印紙が必要となり、売主・買主の双方が「印紙代」をそれぞれ負担します。

不動産の売買契約時にかかるもう一つの費用としては仲介業者に支払う「仲介手数料」があります。

「仲介手数料」は一般的に(売買価格×3%+6万円)+消費税という計算式で算出され、上限は宅地建物取引業法で決められています。

ただ、これは簡易計算式であり、正式には以下通りです。

売買価格
1.200万円以下の部分が5%(200万円 × 5%=10万円)
2.200万円超400万円以下の部分が4%(200万円 × 4%=20万円)
3.400万円超の部分が3%((売買価格-400万円)× 3%)

1~3の合計に消費税を加えた金額が仲介手数料の上限価格となります。

売買価格が仮に3,000万円だとすると仲介手数料は200万円×5%+200万円×4%+(3,000万円-400万円)×3%=96万円+消費税=100万8,000円となります。

仲介手数料は通常、売買契約時に半金、決済(引渡し)時に半金というように支払われます。

その他、売却するマンションに住宅ローンが残っている場合は登記費用、繰り上げ返済の費用が必要となります。

・抵当権抹消登記の登録免許税+司法書士への報酬
・住宅ローンの繰上返済(一括返済)の資金+金融機関に支払う事務手数料

売却代金からこれらの費用を差し引いた金額が手元に残る資金となりますが、マイナスの場合には自己資金を用意する必要があります。また、売却の際に売却益が出た場合は、上記費用の他に税金を納める必要があります。

このように、マンションの売却には意外にお金がかかることを覚えておきましょう。

(「マンションってどうよ?」 参照」)

0 件のコメント: