2008年12月9日火曜日

マンションの査定項目 3:マンションの管理状態

マンションの査定において、マンションの管理状態も重要な査定基準になります。

マンションの管理状態の基準としては、管理会社等によるマンションの管理状態、管理組合の活動状況、管理人の勤務形態、修繕費積み立て制度の有無などが挙げられます。

マンションの管理状態には、共有スペースであるエントランスや階段・廊下の清掃や破損箇所の有無などが含まれます。

財団法人不動産流通近代化センター発行の「中古マンションの値づけ法」によると、清掃状態が良好ならプラス2ポイント、普通で0、汚いときにはマイナス2ポイントというように評価されます。
管理人の勤務形態とは、管理人がどのように勤務しているかを査定するものです。

管理人が毎日マンションに勤務していればプラス2ポイント、週5日なら0、週3~4日ならマイナス3ポイントと査定されますし、巡回もない場合マイナス8ポイントとなります。

管理組合の活動状況はマンションによって様々で、きっちりと管理組合が機能しているマンションほど査定評価が高くなります。

マンション管理組合の活動が良好の場合プラス3ポイント、特に劣る場合はマイナス7ポイントとなります。

マンションの修繕費積み立て制度の有無によってもマンションの評価は異なります。

この制度があり、修繕が無集金で行われている場合にはプラス3ポイント、この制度自体がないのならマイナス5ポイントと評価されます。

マンションの管理状態の査定項目一つ一つは小さなことですが、総合すると最高でプラス10、最低でマイナス22ポイントと差が大きくなることが分かります。

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