2008年12月4日木曜日

マンションの査定から売却までの手順 4: マンションの売却を依頼する業者と契約する

マンションの査定書の内容、不動産業者の信頼度などから判断し、マンションの売却を仲介してくれる不動産業者を決めたら、不動産業者と媒介契約を結びます。

「マンションの査定から売却までの手順 3」でも少し述べましたが、マンションの売却を依頼する不動産業者の選び方としては、マンション査定をお願いしたときの対応、希望売却価格との差額、担当者との相性、これまでのマンション売却の実績などをもとに判断します。

マンションの売却を依頼する不動産業者とは長い付き合いになる可能性もあります。

納得のいかないうちに、不動産業者の押しに負けて契約しないようにしましょう。

マンションの売却先の不動産業者も、それぞれ得意不得意分野があります。

現在住んでいるマンションを分譲した不動産業者の仲介部門や関連の仲介業者の場合、物件の特徴や顧客層をよく知っているという強みがあります。

新しいマンションや住宅の買い換え先の不動産業者の場合は、売却も併せて依頼すると、売れなければ買ってもらえないだけに、一生懸命売ってくれます。自宅マンション等に対して「売り物件募集中」というチラシを出している不動産業者の場合、すでにマンションの購入希望者がリスト化されていて、早く売却できる可能性もあります。

マンション売却の契約を結ぶ媒介契約には、大きく分けて二通りあります。

専任媒介契約とは、マンションなど不動産の売却を一社だけに依頼する契約なので、不動産業者の責任が重くなり、その分だけ熱心なマンションの売却活動が期待できます。

専任媒介契約を結ぶと、不動産業者はマンションの売主に対して、一週間に一度以上、文書による進捗状況の報告をしなくてはなりません。

専任媒介契約には、「専属専任媒介契約」と「専任媒介契約」の二種類があり、後者では売主自身が売却活動をすることもできますが、前者の場合は不動産業者に完全にまかせっきりになります。

一方、一般媒介契約は、複数の不動産業者にマンションや住宅の売却を依頼する形態の契約です。

一般媒介契約のメリットは、マンションの購入希望者を広く探せる点ですが、反面、不動産業者の売却活動には熱が入りにくいというデメリットもあります。

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